このドキュメントは基本情報を記述することを目的としています。
内容に不備や誤記がある場合があります。
行頭にトラック記号を記述することで、ノートやコマンドが使用可能になります。
トラック記号 | 内容 |
---|---|
A | HuC6280 Ch.0 FMLFO(*1) |
B | HuC6280 Ch.1 FMLFOコントロール(*1) |
C | HuC6280 Ch.2 |
D | HuC6280 Ch.3 |
E | HuC6280 Ch.4 ノイズ使用可(*2) XPCM使用可(*3) |
F | HuC6280 Ch.5 ノイズ使用可(*2) XPCM使用可(*3) |
(*1): FMLFO使用時はCh.0とCh.1を合わせて1チャンネルとして扱います。
(*2): ノイズ使用時はノートは発音できません。
(*3): XPCM使用時はノートやノイズは発音できません。
行頭に以下のいずれかの文字列があった場合、 ヘッダ行として扱います。
文字列 | 効果 | 備考 |
---|---|---|
#TITLE <str> | タイトル | |
#COMPOSER <str> | 作曲者名 | |
#MAKER <str> | メーカー | カバー用 |
#PROGRAMER <str> | プログラマ | |
#OCTAVE-REV | オクターブ記号反転 | |
#GATE-DENOM <num> | ゲートタイム分母 | qコマンドの分母 |
#INCLUDE <file> | インクルード | ファイルを挿入する |
#OCTAVE-OFS <num> | オクターブオフセット | |
@XPCM<num> = { "ファイル",再生周波数 } | PCMデータ | 再生周波数は0-15 |
@WT<num> = { ... } | 波形メモリデータ | 32サンプル分の値を書く |
@MP<num> = { ... } | ソフトウェアLFO | |
@EN<num> = { ... } | ノートエンベロープ | |
@EP<num> = { ... } | ピッチエンベロープ | |
@V<num> = { ... } | 音量エンベロープ | |
@<num> = { ... } | トーンエンベロープ | HuSICではハードウェア仕様により音色変更時にノイズあり |
@ME<num> = { ... } | マルチエンベロープ |
@系コマンドではnumは定義番号として機能します。
エンベロープに関しては"|"がループ開始記号として機能します。
また、x<num>で直前の値*num回の繰り返しが可能です。
例:
@V0 = { 31 x4 0 x4 }
は、
@V0 = { 31 31 31 31 0 0 0 0 }
と等価です。
行頭にトラック記号がある行では、以下のコマンドを使用することができます。
文字列 | 効果 | 備考 |
---|---|---|
w[len] | ウェイト | |
@t<num,num2> | テンポ2 | num * num2 / 192.0 |
t<num> | テンポ | |
o<num> | オクターブ | |
> | オクターブアップ | |
< | オクターブダウン | |
l<len> | 音長 | |
v+ | 音量プラス | |
v- | 音量マイナス | |
v<num> | 音量 | 0:最小 31:最大 |
NB | バンク切り替え | |
EPOF | ピッチエンベロープ オフ | |
EP<num> | ピッチエンベロープ | |
ENOF | ノートエンベロープ オフ | |
EN<num> | ノートエンベロープ | |
MPOF | ソフトウェアLFO オフ | |
MP<num> | ソフトウェアLFO | |
FSOF | FMLFO オフ | |
FS<num> | FMLFO 有効/コントロール | num=0~3 |
FF<num> | FMLFO 周波数 | |
FR | FMLFO リセット | |
FM | FMLFO モジュレータ周波数 | num=(oct<<4) | (note%12) |
MV<num> | マスターボリューム | 左右4bit、16段階。MV$ccなどと設定。 |
N<num> | ノイズスイッチ | num=1でオン |
PL<num> | パンL 音量 | |
PR<num> | パンR 音量 | |
PC<num> | パンセンター 音量 | |
P<num> | パン 音量 | |
RI<num> | リセット無視 | RIフラグの項目を参照 |
W<num> | 波形メモリ変更 | |
M<num> | モード変更 | num=1でXPCM |
SDQR | セルフディレイ キューリセット | |
SDOF | セルフディレイ オフ | |
SD<num> | セルフディレイ | |
D<num> | デチューン | |
K<num> | トランスポーズ | |
@q<num> | クオンタイズ2 | num=フレーム指定のクオンタイズ |
@pe<num> | パンエンベロープ | @MEの定義を使用 |
@vr<num> | リリース音量エンベロープ | @vと同じ定義を使用 |
@v<num> | 音量エンベロープ | |
@@r<num> | リリーストーンエンベロープ | @@と同じ定義を使用 |
@@<num> | トーンエンベロープ | |
<ノート>_<ノート> | ポルタメント | 例:c_g |
<ノート>&<ノート> | スラー | 例:c&g |
x | データ直接出力(デバッグ用) | |
k<num> | キーオフ | |
L | 曲ループ記号 | |
|: | リピート2開始 | |
: | | リピート2終了 | |
\ | リピート2エスケープ | |
[ | リピート開始 | |
] | リピート終了 | |
| | リピートエスケープ | |
{ | 連符開始 | |
} | 連符終了 | |
q<num> | クオンタイズ | 音長のn/8以降でキーオフ |
^ | タイ | 例:c4^2 |
! | トラック強制終了 | この記号以降を無視する |
FMLFO有効時はCh.1の波形データを周波数変調として利用します。
FMLFOはFSコマンド使用時に有効になります。
FMLFOモードを無効化するにはFSOFコマンドを使用します。
数値 | 機能 |
---|---|
0 | 変調されない。Ch.0の波形は変化せず。 |
1 | 波形データはCh.0の周波数に直接加算される。 |
2 | 波形データは左に4回シフト(16倍)されてCh.0の周波数に加算される |
3 | 波形データは左に8回シフト(256倍)されてCh.0の周波数に加算される |
エンベロープのキーオン時のリセットを無視するフラグです(各ビットが1で無視します)
機能 | ビット | 値 |
---|---|---|
トーン | 0 | 1 |
ノート | 1 | 2 |
ピッチ | 2 | 4 |
LFO | 3 | 8 |
パン | 4 | 16 |
行頭にトラック記号がある行では、ノート(音符)を使用することができる。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | 休符 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
c | d | e | f | g | a | b | r |
"ノート[音長]"となり、音長を付加しない場合はlコマンドの設定値が音長になる。 |
文字列 | 内容 |
---|---|
n<数値>[,音長] | ノート番号直接入力 |